翔は恐る恐る確認に行くと、そこには、雪崩に巻き込まれ岩に押し潰された美月がいた。いや…姿は岩で確認出来なかった。だが、岩の重みでちぎれた脚に、大量の血痕がそれを物語っている。
「うぅ…。」
奈緒は座り込み泣いていた。友達の死を目前にした、ショックがあまりに大きかったのだ。そして、何より恐怖だった。死を目の当たりにした恐怖…。
二人はすぐにその場を離れ、ひたすら森を目指した。そこで出くわしたのが、夢と政樹だった…。
―――………
「それ…本当なの?美月は生きてる可能性は無いの?」
あたしは、信じられなかった。昨日まで一緒にいた友達が、今はいないということに。
「うぅ…。」
奈緒は座り込み泣いていた。友達の死を目前にした、ショックがあまりに大きかったのだ。そして、何より恐怖だった。死を目の当たりにした恐怖…。
二人はすぐにその場を離れ、ひたすら森を目指した。そこで出くわしたのが、夢と政樹だった…。
―――………
「それ…本当なの?美月は生きてる可能性は無いの?」
あたしは、信じられなかった。昨日まで一緒にいた友達が、今はいないということに。

