LASTLOVE

「夢…。」

あたし達はキスをすると眠りについた。
だけど、不安からか浅い眠りで何度も起きた。

春と美月さんがあたし達の近くに立っている夢を見た。夢にしてはやけにリアルで、二人の表情は曇っていた。


―――………

翌朝、朝食をしようとリュックをあさっていると、手紙が出てきた。

「政樹、手紙が…何かあった?」

「俺にはないな。」

手紙を開けてみるとそこには…『島の崩壊は近い。赤いリングの意味を早く探せ。』とあった。

「わかってるって感じ。」
「手紙の中にヒントがあるんじゃないか?」