美月はぶっきらぼうに言った。

「じゃあ、青にしよう。」
春が適当にリングを掴むと、美月に手渡した。

結果、あたし達が赤で奈緒達が白になった。

「これからのことなんだけど、実は朝、ここで手紙を見つけたの。」

奈緒が黒い封筒から、黒い紙に、白い字で書かれた不気味な手紙を取り出して読みはじめた。

『ついに、LAST LOVEの相手が決まったな。ここからは別行動をしてもらう。各ペアリングの持つ意味を、解き明かせばここから逃げられる。だが、そこにLOVEが必要なのは言うまでもない。それが、リングのパワーを引き出す。』