LASTLOVE

「そんな必要ないだろ。」
春はそう言うとそっぽを向いた。どうやら、嫉妬したらしい。

あたしは何も言わずにた。というか、何も言えなかった。

その日の夜…政樹は戻っては来なかった。

春は約束通り手は出さず、先に寝ていた。あたしは気が気じゃなくて眠れなかった。

翌朝、あたしがうとうとしてしまっていると、ふと誰かにキスされた。

「ん…?」

政樹だと思って応えた瞬間、一緒にいるのは春だということを思い出して絶叫した。

「最低!」

「夢!ごめん!俺だよ!」
そこには、政樹がいた。

「ま…まさきぃ…。」