LASTLOVE

あたしは、一瞬躊躇したものの、自分の気持ちは揺らがない自信があった。

「わかった。ただし絶対手は出さないで。それだけは約束出来る?」

「わかった!!」

春は満面の笑みを浮かべた。

「夢から抱き着いてくるのは歓迎だから♪」

「バカッ。」

揺らがない自信はある‥でも春のペースに巻き込まれないようにしなくちゃ。

前の晩に襲われたことだってまだ許してない。

今日だってまた襲われる可能性もある。

(しっかりしなきゃ‥)

そして‥

(政樹‥やっぱりあたしは貴方を待ってる‥だからあたしのとこに戻って来て‥)