LASTLOVE

あたしと春と離れて歩いた。

(話すこと…無いし…)

あたしはそんなことを思い憂鬱な気持ちだった。

(やっぱりあたしには…政樹だよ。)

今更後悔の波が押し寄せる…。

「ここで話そう。」

適当に砂浜に座った。

(あたしがバカだったのかな…美月さんとくっついて戻って来るのかな…?)

「夢。」

「ん?」

上の空のまま答えた。

「夢、聞いてほしい。」

「ん…。」

「俺、本当に夢には最低なことした。だけどな…やっぱり今も好きな気持ちは変わらない!!勝手かもしれないけど、こうしてまた巡り会わせが出来たのは運命だからじゃないか?」