政樹の手は止まらない。

「こんなに感じてるのに?」

「…バカ…。」

あたし達は浅瀬で波に浸かりながら愛し合った。

政樹は終わると浜辺ですぐに寝てしまった。

(翔君と何話したか聞きたかったのに…てか先寝ちゃうのかいっ!!バカ!!)
悪態を付きながらゴロゴロしてたけど、眠れそうになかったから、あたしは川に行き顔や体を軽く流した。

いつもなら政樹が見張りをしててくれるのに今日はいないからサッと済ませた。
あたしは、浜辺に出ると星を見ながら一人で色んなコトを考えていた。

特に昨日のコトを…。