「先生!」 「おぅ佐倉さん。卒業おめでと~。」 「ありがとうごさいます。ちょっと時間ありますか?」 《…》 私は先生と一緒に屋上にやって来た。 ここは私にとって特別な場所。初めて先生と話した場所だから。 沈黙が流れる。 勢いで先生をここまで連れてきたものの、いざ言おうとなると、緊張して言葉がうまくみつからない。 私はさっきの奈緒との会話を思い出す。 大丈夫、言える。