社会の関心は、老夫婦の介護疲れと云うニュースよりも、汚職事件の方に関心が行った。良く有る事だ。
「気にいらねえな」
「何が?」
「てめえ、何か知っているだろう?」
「さあね」
惚ける。富田自身も私には強く出る事は出来無い。私はグラスを掌で弄び一口飲む。
「まあ良い。お互い持ちつ持たれつの関係だ。今回の件は不問にしてやるよ」
富田が憎々しげに云い放ち席を立つ。
「御代だよ」
ママが付け放す様に富田に伝票を差し出す。伝票には五万円と記載されている。ぼったくりの様な値段だが、富田は黙って財布から金を出す。ママの機嫌を損ねたら二度とこの店の入る事が出来無く成る。どれだけ富田が営業停止の武器を使ったとしても、本気に成ったママに逆らう事は、賢い選択肢では無い事は富田にも分かるのだろう。
「じゃあよ」
無頼な放し方で富田が出て行く。私はグラスの中のバランタインを煽りグラスを軽く振る。今日はやけに酒が美味い。酒の肴にピースを取り出して一服点ける。
「アンタ、煙草止めたの?」
「気にいらねえな」
「何が?」
「てめえ、何か知っているだろう?」
「さあね」
惚ける。富田自身も私には強く出る事は出来無い。私はグラスを掌で弄び一口飲む。
「まあ良い。お互い持ちつ持たれつの関係だ。今回の件は不問にしてやるよ」
富田が憎々しげに云い放ち席を立つ。
「御代だよ」
ママが付け放す様に富田に伝票を差し出す。伝票には五万円と記載されている。ぼったくりの様な値段だが、富田は黙って財布から金を出す。ママの機嫌を損ねたら二度とこの店の入る事が出来無く成る。どれだけ富田が営業停止の武器を使ったとしても、本気に成ったママに逆らう事は、賢い選択肢では無い事は富田にも分かるのだろう。
「じゃあよ」
無頼な放し方で富田が出て行く。私はグラスの中のバランタインを煽りグラスを軽く振る。今日はやけに酒が美味い。酒の肴にピースを取り出して一服点ける。
「アンタ、煙草止めたの?」

