「現場に着く迄はゆっくり休んどけ」
「そうさせて貰うよ」
バンが静かに動き出す。ちらりと見える街の景色が緩やかに流れて行く。
「大分、薬が効いてきたんとちゃうか?」
「驚いているよ」
「今回の仕事を切欠に、ワシ等とつるんで見る気は無いか?」
「それも、良いかも知れない」
言葉が上手く出て来ない。それは薬の為か、それとも仲間が出来た事が原因なのかハッキリとはしない。だが、その中でハッキリとしている事は、私の中で、何かが動いたと云う事だ。
「初めてだよ」
「何がや?」
「こんなに落ち着いた気分で仕事に向う事がだ」
「殺しをするのに落ち着くのも、変な話やな」
「確かにな」
動悸が徐々に静まって行く。不思議な程に精神的に落ち着いている。バンは法廷速度を守っているのか、緩やかで安定したスピードで現場に向っている。私はリズミカルな車内の振動に身体を預け、静かに瞳を閉じた。
*
「そうさせて貰うよ」
バンが静かに動き出す。ちらりと見える街の景色が緩やかに流れて行く。
「大分、薬が効いてきたんとちゃうか?」
「驚いているよ」
「今回の仕事を切欠に、ワシ等とつるんで見る気は無いか?」
「それも、良いかも知れない」
言葉が上手く出て来ない。それは薬の為か、それとも仲間が出来た事が原因なのかハッキリとはしない。だが、その中でハッキリとしている事は、私の中で、何かが動いたと云う事だ。
「初めてだよ」
「何がや?」
「こんなに落ち着いた気分で仕事に向う事がだ」
「殺しをするのに落ち着くのも、変な話やな」
「確かにな」
動悸が徐々に静まって行く。不思議な程に精神的に落ち着いている。バンは法廷速度を守っているのか、緩やかで安定したスピードで現場に向っている。私はリズミカルな車内の振動に身体を預け、静かに瞳を閉じた。
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