「アードベックの17年をロックで」
「酒は、随分詳しいみたいだ」
「殆どアル中のレヴェルだよ」
「下手の横好きかと思っていたが、予想が外れたみたいだ」
私達が皮肉の云い合いをしていると、朋子が呆れた顔でグラスに氷と冷えたチェイサーを注ぎ込みグラスを冷やす。ロックを飲むなら良く冷えたグラスが一番良い。確実な腕と技術がこの店にはある。私は微かに笑みを浮かべて酒が出されるのを待つ。
「どうぞ」
女のバーテン。女としての華があるだけでなく腕も確かな様だ。私は期待を込めてグラスの中のアードベックを一口飲む。濃厚な味が口中に広がり食道を通って胃で弾ける。純粋に美味い。美味い酒に小賢しい講釈は必要無い。美味い酒は只純粋に美味い。
「暇潰しで飲みに来た訳じゃないだろう?」
「まあ、ね」
私は曖昧な返事をして懐から煙草を取り出す。極上の酒にはそれに見合った煙草が必要だ。ヤク入りの煙草。私は煙草を咥えて一服点ける。
「酒は、随分詳しいみたいだ」
「殆どアル中のレヴェルだよ」
「下手の横好きかと思っていたが、予想が外れたみたいだ」
私達が皮肉の云い合いをしていると、朋子が呆れた顔でグラスに氷と冷えたチェイサーを注ぎ込みグラスを冷やす。ロックを飲むなら良く冷えたグラスが一番良い。確実な腕と技術がこの店にはある。私は微かに笑みを浮かべて酒が出されるのを待つ。
「どうぞ」
女のバーテン。女としての華があるだけでなく腕も確かな様だ。私は期待を込めてグラスの中のアードベックを一口飲む。濃厚な味が口中に広がり食道を通って胃で弾ける。純粋に美味い。美味い酒に小賢しい講釈は必要無い。美味い酒は只純粋に美味い。
「暇潰しで飲みに来た訳じゃないだろう?」
「まあ、ね」
私は曖昧な返事をして懐から煙草を取り出す。極上の酒にはそれに見合った煙草が必要だ。ヤク入りの煙草。私は煙草を咥えて一服点ける。

