あわただしく救急隊員の人たちがお母さんを救急車に乗せると、

付き添いとしてお父さんを連れて病院に向かって行った。

救急車のバックライトが見えなくなる頃にゎ、

もう目ゎ涙でグチャグチャニなっていた。

しばらくその場に立ち尽くし、

まだ普通に意識があった頃のお母さんを思い出していた。

何回も何回もウザイって思ったり時にゎ死んじゃえばいいのに。なんて思ったけど、

私ゎお母さんがいなくなっちゃったら生きていけない。

もう高校生だけど、

やっぱり私ゎまだまだ子供だったんだね。

もう一人前の大人なんだって勝手に思いこんでた私がバッカみたい。

自分が憎いよ。

なんでこうなっちゃったんだろう。

龍と付き合いはじめてからまだ日ゎたたないけど、

もう二回も門限を思いっきり過ぎても遊んでる。

お母さん、相当心配だったんだね。

でもお母さんったら変に気を使って、

私の携帯に電話一本かけずにただひたすら待ってた。

私ゎそんなお母さんの暖かな心使いを良い様に利用してたんだ。

電話がかかってこないからいつまででも遊んでて平気って思ってた。

なんでこう私ゎ馬鹿なんだろう。

一体何を考えているの?私。


どのくらいの時間そこにたっていたんだろう。

身体ゎ思いっきり冷え、手ゎ凍ったよう。

早く着替えてお母さんの所へ行かなくっちゃ。

あのとき、駄目といわれても無理やりお母さんと一緒に行けばよかった。

私ゎ一目散に階段を駆け上がると、上着を何枚も上にはおり、

鍵も閉めないで家を飛び出した。