悲しいはずなのに、
『開いた口が塞がら
ないとはこのこと
なのかな。』なんて
冷静に考える私もいた。


「ち、違うんだ。
これにはワケがあって…」

なんて、しどろもどろに
なりながら言い訳をして
くる彼に向かって


「言い訳なんて聞きたく
ない。その子とお幸せに。」


と言いながら右手の薬指
にはまった彼とお揃いの
指輪を投げつけた。