あたしは大人しくついていく。



あぁ……

またか……。




あたしが連れてこられたのはあまり使われていない女子トイレ。



女子トイレに入ってすぐあたしは突き飛ばされる。



「…っ」


突き飛ばされた勢いであたしは壁に頭をぶつけてその場に座り込む。



「何その顔……マジでむかつく」



Aさんがあたしの髪を引っ張りながらトゲのある声で言った。



「愛子(アイコ)あたしにもやらしてよぉ」



Bさんがニヤッと不気味に笑いながら言う。
どうやらAさんは愛子と言うらしい。



愛子さんがあたしから離れる。


「友(トモ)。こんな奴の髪なんか触んない方がいいよ?汚いから」


愛子さんも不気味な笑みを浮かべながらそう言った。
Bさんは友さんとゆうらしい。


友さんがあたしに近づいてあたしのお腹を何度も何度も蹴ってくる。