…数分経った頃。 「…侑志?」 綾の小さな声がした。 「ん?」 「えーっと……。話が、あるんだけど…ね?」 話……? 「分かった。」 とりあえず聞こうと、綾から離れて隣に腰を下ろす。 本当は綾をずっと抱きしめてたいけど…。 綾が言いたい事言えにくくなんのはダメだし。 今は、我慢してあげる。 ……今は。