学校に着くと、もう2時間目が終わっている時間だった。 学校用の靴に履き替えて、長い廊下を歩く。 急がなきゃ… 頭ではちゃんと分かってるけど、体は言う事を聞いてくれない。 「本城綾華さん」 急に名前を呼ばれて、顔を上げる。 ……誰? そこにいたのは、お嬢様5人。 みんなあたしを強く睨んでいる。 一体……何?