―――んっ……。 目が覚めると、あたしはベッドの上にいた。 メガネをかけようと、横の小さな机に手を伸ばす。 ……あ。メガネないんだった。 そう思いながら、日課をしに体を起こす。 …久しぶりだ。侑志の部屋。 中に入り、奥のベッドへと進む。 相変わらず、綺麗な寝顔…―――。 っ…いけない。見とれてる場合じゃないんだ。