「先生っ!!」 保健室の扉を思いっきり開けて叫んだのに先生はいなかった。 「…あ……医務テント…」 …忘れてた。 俺は大きく息をつき、真っ白なベッドの上に初純をゆっくりおろした。 そして、掛け布団をかける。 「……」 初純のおでこに手を置くと、びっくりするぐらいの高熱。 「……バカか…」