「100メートル走に出場する人は第1編成場まで来てください」 ピストルの音。 大きな声援。 澄みきった青い空。 「一登、お前100メートル走の選手だろ?」 「あぁ…うん」 俺は赤組のテントを抜け出した。 すると、そこにはふらふらしている初純がいた。 「あっ、一登」 「…初純、大丈夫か?」 「大丈夫だよ♪ちょっと熱っぽいだけ」 「そか…ならいいけど」 初純はちらっとテントの奥の方を見た。 「…恭平見てんの?」