「最近、話してないみたいだけど…」 ドキッ 「初純、ああ見えてそんなに強くないし…」 「…うん」 「初純のこと、気にかけてあげて」 「…わかった」 木原はニコッと笑った。 やっぱり話してないこと、バレてたか…。 俺たち生徒はその後、開会式を終えていよいよ競技開始のアナウンスがかかった。