「もう〜、旗作りなんてめんどくさいよね」 「はぁ─…確かに!」 私は今、杏理と体育祭で使うクラスの旗を作っている。 まぁ…じゃんけんで負けちゃったんだけど…← 体育館の倉庫に絵の具のにおいが充満している。 「初純、黒の絵の具取って」 「…はいっ」 杏理はさらさらっと旗を塗っていく。 「初純、部活行けないね…」 「うん…」 すぐ近くの体育館からは元気な声がする。 「出来るだけ早く終わらせよう?」 「うん!」