───……… ─… 「はぁ…、はぁっ…」 だいぶ息も上がって、汗が流れ落ちていく。 やっと空港の建物が見えた。 俺は勢いそのままに、空港の入り口の自動ドアを通った。 どこだ… 初純…初純は…、 「はぁ…はぁ、」 周りの人が練習着の俺をじろじろ見る。 だが、そんな視線など気にしていられない。 お願いだから… …お願いだから、 まだ日本に居てくれ!!