────……… 翌日。 俺は昨日、あのまま家に帰った。 夏祭り会場にいたいような気分でもなかったからだ。 「昨日は悪かった」 「あぁ…俺も実はいけなかったんだ」 一登は練習の時、そう言った。 「実は…昨日、コクられてた」 「は?誰に?」 「木原」 一登の放ったシュートはきれいにきまった。 「で、いろいろあって…な」 「…」 一登が少し優しい顔になった。 …付き合い始めたんだな。 「おめでとう」 俺は一登にそう言って、コートへ向かった。