「陽ちゃ…」 「夕飯食べに行こう?」 陽ちゃんはニッコリ笑う。 「…行ってくれば?」 …─え 恭平を見ると、口元は笑顔だが、目は全く笑ってない。 …怒ってる…。← 「私は…恭平と…っ」 「ほら、早く行かなきゃ!」 そう言って陽ちゃんは私の腕を引っ張った。 「え…きゃっ」 強く引っ張られ、体が傾く。 恭平にまた言えなくなっちゃう……! そう思った時、 「7時に屋上で待ってる」 …─え?