…─やっぱり。 と、思ってしまう俺は重症だな…。 「はぁ─…」 「気にしないで練習再開しよ─ぜ?」 一登が俺の肩を叩いた。 「…おう」 そして俺はまたボールを追いかけ始めた。 ─────……… ─… 「「ありがとうございました!」」 合宿2日目の練習も終わり、いつもどうり水道場に行こうとすると、誰かに肩を叩かれた。 「恭平!」 「…ん?」 …─!! 「…お疲れ様」 「……お疲れ」 後ろを振り向くと、初純がいた。