宮下は躊躇無く、俺と初純の間に入り、初純の腕をとった。 「え?」 「美術部で花火やってんだ。行こう?」 「陽ちゃん…あの…ね」 「ほら、早く」 グイッ 「きゃっ!」 初純は宮下に手を引っ張られ、その力で立った。 「じゃ、初純…かりてくね」 「え…ちょっ…陽ちゃん!」 初純はちらっと俺を見て、宮下に引っ張られていってしまった。 やっぱり…そうだよな…。 俺はそのまま屋上に座り込んで塞ぎ込んだ。