────……… 恭平の元から逃げてきた私はいつの間にか会場の奥まで来てしまった。 杏理め──っ! 絶対わざとだっ← あんなこと言うなんて…恭平と一緒にいれるわけない…// 「はぁ─…」 とぼとぼと歩いていると、なぜか人があつまっていて、ざわめいている所があった。 なんだろ…? 私は人混みのなかにそろそろと入っていった。 そして…、目の前に現れたのは…… 『…最優秀賞……宮下…陽平……?』