むしろ、翠央が来ると家の中が華やぐ。 その笑顔に、癒されるんだ…。 本当は毎日でも来て欲しいくらいだけど、さすがにそれは無理らしい。 「暁、もっと食べなよ!身長のわりには、細いんだから…。」 「翠央に言われたくねぇよ。もっと食べねぇと、倒れるぞ?」 “そんなことないから大丈夫だもん” 少し頬を膨らませて言う翠央にフッと笑ってしまった。 こんな風に穏やかな日々が、ずっと続いていくって… 俺は思ってたのにな…。