翠央も何だか気まずそうにしている。 教室や廊下ですれ違ったりする時も、俯いていて俺の方も見れずにいるようだ。 何か……俺から話し掛けてみようか…。 そう何度も思うけど、いざ翠央に話そうと思うと行動にうつせなくなっていた。 ケンカした時みたいに、“ごめんな”って言って、仲直り出来るようなことだったらいいのにな…。 そんな、ギクシャクした日々を送り、気付けば文化祭間近になってしまった。