「ねぇ聞いてます?」
「聞いてる聞いてる!」
「絶対嘘やー!じゃ仮面とってよ!」
「なんでそうなるねん!」
「だって表情見れへんもんーどんな顔して聞いてくれてるんか見たいやん。」
「見なくていいですー。美少年すぎて惚れてまうぞ!!」
「ほな尚更とれ〜!!」
そう言いながら直登の顔に手を伸ばした。
「きゃ〜セクハラ〜!!」
同じ位置にあったはずの顔が一気に上へとあがる。
ずるい。
そうされると私が届かなくなるの分かってるくせに。
悔しくてぴょんぴょん飛び跳ねてみるも、頭を押さえつけられまったく無意味。
「めっちゃむかつくわぁぁ!!!!」
そんな私を見て体を反らしながらゲラゲラ笑う直登。
いや、正確には笑い声がする直登か。
本当に笑っているのか定かでない。
だって無表情で真っ白なただの仮面なんだもん。
私は彼の顔を知らない。
年も血液型も。
知っているのは彼の名前は直登って事だけ。
これも本当なのか分からないけど。
いつからだろう?
直登とこうして関わりをもつ様になったのは。
「聞いてる聞いてる!」
「絶対嘘やー!じゃ仮面とってよ!」
「なんでそうなるねん!」
「だって表情見れへんもんーどんな顔して聞いてくれてるんか見たいやん。」
「見なくていいですー。美少年すぎて惚れてまうぞ!!」
「ほな尚更とれ〜!!」
そう言いながら直登の顔に手を伸ばした。
「きゃ〜セクハラ〜!!」
同じ位置にあったはずの顔が一気に上へとあがる。
ずるい。
そうされると私が届かなくなるの分かってるくせに。
悔しくてぴょんぴょん飛び跳ねてみるも、頭を押さえつけられまったく無意味。
「めっちゃむかつくわぁぁ!!!!」
そんな私を見て体を反らしながらゲラゲラ笑う直登。
いや、正確には笑い声がする直登か。
本当に笑っているのか定かでない。
だって無表情で真っ白なただの仮面なんだもん。
私は彼の顔を知らない。
年も血液型も。
知っているのは彼の名前は直登って事だけ。
これも本当なのか分からないけど。
いつからだろう?
直登とこうして関わりをもつ様になったのは。
