何をそんなに 怯えてるんだ? 何もかもを諦めたような瞳をして 俺を引き付けておきながら、拒絶する。 そんな不安とは、裏腹に どーでも良いコトを口にした。 「それにしても、相変わらず暗い色の服着てるんだなー?」 口の中だけで、その問いに答えた。 「だって、あたしは黒いでしょ?___...黒は、愚か者の色のだもの」 うっかりすると、聞かれてしまう。彼は、狼なのだから。