「なんなんだ?」
それにしても「消えないは、私」なんて普通口にしないよなぁ。
変な奴、などと考えながら少し冷たい風を身にまとい帰宅したのであった。



...大切なモノを見落としたとも、気付かずに。


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何だったんだろ、いったい。空を避けちゃうなんてどうかしてるよね?

ふ と下に目をやると
なんとなく 影が薄くなってる気がした。

「ま、気のせいだよね?」


コレが後々、自分をどんな危機に追いやるか、今の彼女に知る余地もない。




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