ソラと私と記憶の欠片*


「....私たち、転生したよね、今ソラ18歳でしょ?転生してないアイリは、今いったいいくつだろーね?」

しばしの 沈黙。

「成る程!」
「分かってよかったねぇー、よしよし!」
馬鹿にした様に、ガシガシと頭を撫でた。

「っ...にすんだよ!ガキ扱いすんな!!」

顔を赤くして、振り払う。
「少なくとも、コノ体は生まれて、18年ぽっちしかたってないってコト。」


「ずるい!アイリもなでなでしてーっ」

終いには
だばぁ とただならぬ量の涙を流し、手足をばたつかせ駄々をこね始めた。

「アイリもーっアイリもぉ!」

「今の、今まで人を見下してたのは何処の誰だよ!?年上は年下に優しくするモノだろ!」

「目上の人を敬いなさい!て学校で習わなかったの?」