ソラと私と記憶の欠片*







ギィ

少しだけドアを開け、ちょこんと顔を覗かせた。

「おにーぃちゃん、」

話し方は、何時もと変わらないが 声のトーンも低く、浮かない表情だ。

「幸せの絶頂で気を抜くと、堕ちてくの___...運命はそんなに甘くないって知ってるよね?」

「それ、どーいう意味だ?アイリ。」

ルナンを見つけ出したし。
あっちの世界とこっちの世界は違う。身分もない、自由に生きて、自由に愛して...。

それを願って、生まれ落ちたはずなのに まだ足りないと言うのか?