○●○●○●○ 「「約束。」」 そう言うと2人は、小指を絡め ただの言葉を口にした。 ぼろぼろ 涙が止めどなく零れ、落ちてゆく。 堪えきれなくて、私の涙がただ虚しく流れ落ちてゆくだけ。 「ぅ....っ...また、 会える、よね?」 涙の雫と、雨の雫が混じり合い地面に吸収される。 「また、会えるさ。」 今は、その長く美しくカールしていた髪の面影もなく、ただただ水の重みで垂れ下がっている。