【短編】君しか見えない

「郁。」


またもや誰かが来た。


「雪斗くんだ。」


茅乃が言った。


「雪斗。」


「頼むから、話し合ってくれないか?」


なんで?


雪斗なら、わかるでしょ?


「イヤよ。
あんな人前で.....
それに、前の海斗ならありえないでしょ?」


海斗は、変わってしまった。