ガチャ 「お帰りなさいませ 殿下」 部屋へと戻ると側近であるカウリがいた。 「ああ」 短い返事を返し自分の仕事をする机の椅子に腰をかけた。 「どうなさったのですか?」 「何がだ」 「顔 嬉しそうですよ」 「・・・気のせいだ」 「そうですか。ならいいですけど」 そういいながらニヤニヤとした顔でティアスを見つめてくる。