そのときすっと 俺の手から細い腕が抜けた。 「なにしにきたの? ってかあなた誰ですか?」 「外に出て一緒に話そう。」 「はぁ〜?何で知らない人と 話さなきゃいけないのよ!! それに今忙しいの。」 「いいからこい!」 「はっ? マジなんなの?離して、」 「いいからこいってんだろ!」 「やめてよ!」 「ちょっとさっきから なんなの?うちの子 いじめないでくれる?」 「…ママ。」