キミが好き。




ローファーを履きながら



「独りで帰るの寂しいなぁ……」



ってボソって独り言を言ったら



「えっ!?

亜梨子独りで帰るのっ!?」



!!!!!!


玲音が私のすぐ横に立っていた



「なっ何でいるのっ!?

帰ったんじゃなかったのっ!?」



「帰るわけないじゃん

亜梨子を待ってたんだよ?

もしかして俺が帰っちゃったと思って寂しくなっちゃった?」



「はっ…はぁぁあ!?

何言ってんのよっ!!

ちっちち違うしっ!!!!」




「ふ〜ん(笑)」



「何っ!?」




「ホントは寂しかったくせにっ♪」



って顔が近付いてきたと思ったら



─ちゅっ




「っギャアー!!!!!!

信じられないっ!!

何するっ!?」



いきなりほっぺたにキスされた