「うっ…ヒック…違うのっ」



「何も言わなくていいよ、ごめん」



頭を撫でて亜梨子のカラダを離した




「アイスもっと食べたかった?」




「っヒック…玲音っ……グスッ」



俺の名前呼ぶなよ、


もっと惨めになるだろうが…



「…新しいアイス持ってきてあげるから待ってて?」



そう告げて背を向けて部屋から出ようとしたら




─ぎゅっ




「…えっ?」



後ろから抱き着かれた




「亜梨子?」









「…………行かっ…ないで……」