キミが好き。




─ポンッ



最上階に着いた



エレベーターを降りて



─コンコンッ



ノックをして親父がいる社長室に入った




「あ〜?何しにきた?

俺は忙しいんだよ」


って親父は足を組んでソファーに座り、コーヒーを飲んでいる



「親父、俺は取引先の女と結婚するのか?」



「へぇ〜結婚するのか?」



ってタバコを噴かしてふざけている



「ふざけてんなよ!

亜梨子から聞いたんだ!!

俺が取引先と結婚しない場合は500人の人間がクビになるって」



「あっ?それ間違ってるけど?」



タバコを灰皿に押し付けて消して


─ギシッ


ソファーから立ち上がった