「……玲音…私眠い……」



「寝ていいよ?」



「……おやすみ…」



「おやすみ」



暫く亜梨子の背中を撫でていると



眠ったのか動かなくなった



「亜梨子?」



「…。」



眠ったのを確認して起こさないようにそっとベッドから出て



メイドに亜梨子のことを頼み



家を出て親父の会社へ向かった