キミが好き。




「足元にお気をつけてお乗りください」



係員にドアを開けて貰って観覧車に乗り込んだ



でも


「あれ…?」



亜梨子って高いところ苦手なはず



「亜梨子?だい…じょうぶ……じゃないよな(笑)」



座ってる亜梨子は目をギュッと瞑って俺の服の袖を掴んでいる



「高いところ苦手なのに何で観覧車に乗ろうなんて言ったんだよ?」



亜梨子の隣に座ると観覧車が少し傾いた



それだけで



「いやぁー!

落ちる落ちる!!怖いっ!」



俺に抱き着いて大騒ぎ(笑)



「落ちないから(笑)」



「分かんないじゃん!

落ちるかもしれないじゃん!」