修一が私の話をちゃんと聞いて、笑顔で答えてくれた。
私は予想していなかった修一の言動に驚いた。
そして思った。
もしかして、自分が毎日困った顔で修一にべったりと付き添っていることは、逆効果なのかもしれない。
母との待ち合わせの場所に向かう道々は、自分の用事がある時は気兼ねせずに出掛けた方が、修一にとってはいいことなのかもしれないなどと考えたりもし、私は少しばかりだが気持ちが明るくなったような思いだった。
しかしそれは私の修一の病気に対する浅はかな考えでしかなかった。
私は予想していなかった修一の言動に驚いた。
そして思った。
もしかして、自分が毎日困った顔で修一にべったりと付き添っていることは、逆効果なのかもしれない。
母との待ち合わせの場所に向かう道々は、自分の用事がある時は気兼ねせずに出掛けた方が、修一にとってはいいことなのかもしれないなどと考えたりもし、私は少しばかりだが気持ちが明るくなったような思いだった。
しかしそれは私の修一の病気に対する浅はかな考えでしかなかった。

