優しい雨

修一は私に言われた通り、横になってまた目を閉じた。

そして絞り出すような声で言った。


「ごめん」


その一言は修一にとっては精一杯、頑張って口にできた言葉であることを、私は分かっている。

病気が重い時に口を利くことがどんなに大変なことか、修一の今までの経過を見て、私は知っていた。


「私もごめん。修一の不安を全然、分かっていなかった」


修一は目を開けて、私の方を向いた。