「紗瑛おせーよ!」

「紗瑛?貴仁君待ってるよ」


貴とママが呼んでる。



「ちょっと待って!」


と言いながら出てきたあたしは
真っ白なドレスに包まれていた。


貴はすこしぽかーんとなって
「紗瑛、いつの間にこんな綺麗になった?」
とか言ってた。


そしてママは
「パパに見せたかった」
って泣きながらあたしを抱き締めた。