「結衣は?上手くいってんの?」


「ん?今はね…でも…やっぱり…」


「もう…やめたら?相手、既婚者でしょ?」


「ん…やめたいんだけど…まだ…彼より好きな人がいなくて、諦められないの…」


「お互い、辛いね…」


私達はベンチに腰掛けて、しばらく溜め息をつきながら、空を見上げていた


「今日はサークルないし、私、彼と会うんだ…」


「そう…」


「1度、距離、置いてみようと思う」


「その方が、結衣の為だよ…」


「うん…」


何となく重い気分のまま、ランチ、午後からの講義を受けた