そこに必死で私の恋を何とかしようとする結衣がいた


「結衣、ありがとね…私、今日、喫茶店行って、バイトしたいってお願いしてみる」


すると結衣は笑顔になって、私に抱きついた


「姫!頑張れ!恋って諦めようとしても諦めきれないから、ぶつかるしかないんだよ!」


「うん…」


「ぶつかって砕けちゃったら、私が姫の心の接着剤になってあげるからね」


「うん…ありがと…結衣…」


「へへ…」


照れ笑いをしながら結衣は私から離れた