「栄養士、なりたい?」


「うん…せっかく大学行かせてもらってるんだもん。頑張らなきゃね」


「そうだな…親が費用出してくれてんだもんな」


「うん…親の為にも私、栄養士になるね」


昴が頭をポンポンする


「あ…そうだ!すみれにお土産があったんだ」


昴は小さな紙袋をテーブルに置く


「ありがと〜何だろ?」


素直に受け取った私は驚いた


紙袋を開けると小さな箱があって、その中には…





「すみれ…一生、俺の側にいてください」





「はい──…」