好き?キライ?…どっち?

ケーキを前にして、昴の写真を眺める


昴に、会いたくて会いたくて仕方がなくなってきた


「いくら写真を見ても、昴に会ってるワケじゃない…触れないのはツライよ…声が聞きたいよ…笑顔で私を見て欲しい…」


その時、あの箱を思い出した


急いでロフトに上がり、小物入れから箱を取り出す


絨毯に座り、ゆっくりとその、ハガキサイズの箱を開けた


何枚かのイラストに詩?みたいな言葉が書かれている


私は1枚1枚、読みながらそれをテーブルに並べた


昴の言葉ひとつひとつが心にしみる


私は膝を抱えて丸まった


♪♪♪

携帯が鳴る


この着信音は…昴!?